非公式ChatGPTでランサム作成、男に有罪 実行はされず
インターネット上で公開されている対話型の生成AI(人工知能)を悪用してランサムウエア(身代金要求型ウイルス)を作成したとして不正指令電磁的記録作成などの罪に問われた林琉輝被告(25)の判決公判が25日、東京地裁であった。川瀬孝史裁判官は懲役3年、執行猶予4年(求刑懲役4年)の判決を言い渡した。
判決は林被告がランサムウエアを用いて金を稼ごうと考え、設計図にあたる「ソースコード」を作成したと認定。「自己中心的な動機に酌量の余地はなく、刑事責任は重い」と強調した。反省の態度を示していることなどから執行猶予が相当とした。
検察側の冒頭陳述や被告人質問によると、林被告はプログラミングの専門知識がなく、非公式版の「ChatGPT」を悪用しランサムウエアを作成した。ウイルスにはパソコンのファイルの一部を暗号化し、身代金として暗号資産(仮想通貨)の支払いを要求する機能があった。
2024年10月25日 日本経済新聞
ランサムウエアを作成しただけで罪になるのですね。このプログラムは悪用することがそもそもの目的でダメ、ということなのかと。
銃を3Dプリンタで作成しただけで罪になるのに近いのかもしれません。たとえ使わなくても。
それにしても、ChatGPTのコード作成機能は凄まじいです。わたしも、恩恵にあずかっていて、大幅な時短になっています。こんなウイルスなど作らずに、もっと有益なコードを作成すれば良いのに。もったいない。