AI発明の特許認められるか 控訴審が結審、来年1月判決
人工知能(AI)の「発明」に特許が認められるかどうかが争われた訴訟の控訴審が11日、知財高裁で即日結審した。一審判決は「発明者は人間に限る」とAIによる特許を認めなかった。AIと特許権を巡る争いは世界中で起きている。技術の進化に合わせ、新たな制度設計が必要との指摘もある。
2024年11月11日 日本経済新聞
特許権が認められているのは、人が苦労して生み出したものを保護しないと誰も発明なんてしなくなる、というのが根底にあります。これは著作権も同様です。時間や費用をかけて苦労して作り出しても、誰かが簡単にパクることができれば、馬鹿馬鹿しくて、誰かが作るまで待とう、となってしまい、健全な産業の発展が妨げられてしまいます。
こういうことを踏まえると、AIが作成したものを保護する必要があるのか、という議論にならざるを得ません。AIが作ったものを誰かがパクってもAIが困ることがあるのか、産業の発展が妨げられるのか、といったら大いに疑問があります。