With AI(2)英語モデルに米欧的偏見? 自国の文化、開発力で守る
ペルシャ湾に面したアラブ首長国連邦(UAE)は中東における人工知能(AI)開発のハブとして注目を集める。
2019年にはAIに特化した世界初の大学であるムハンマド・ビン・ザーイド人工知能大学(MBZUAI)を開いた。23年に公表した大規模言語モデル(LLM)「Jais(ジャイス)」は数億人が話すアラビア語に特化した最大規模のAIである。
2025年4月30日 日本経済新聞
確かに、英語をベースにしたモデルでは、英語で書かれたもので学習するので、多言語の情報は入りません。
逆も然りで、日本語ベースでは日本語が主体となります。どうしても、偏りが生じるのは仕方ありません。
また、プログラミング用途であれば、むしろ英語ベースのモデルの方が学習データは豊富なので、英語モデルに軍配が上がると思います。
これは、画像生成AIも同様で、アニメ調のモデルもあれば、リアル系のモデルもあり、背景が得意なモデルもあります。アニメ調でも、女性ばかり出力されるものもあります。
要するに用途は何か、ということでモデルを使い分ける必要があり、万能なAIモデルというものは今のところ難しいような気がします。
生成AIで画像と文書を同時処理、日本語特化版 東大など
東京大学などは、日本語に特化した生成AI(人工知能)のモデルを開発した。画像と文書の情報を同時に扱える大規模視覚言語モデル(VLM)だ。医療現場でX線画像やCT画像を処理し、医師が判断する材料の1つになる情報を提供するAIとしての利用を期待している。
2025年3月17日 日本経済新聞