皮肉なことに、Aiによって、単純作業が減るのではなく、実際はその逆で知的作業の分野が最も影響を受けています。
優秀な方たちが実際には自分たちの雇用を奪う仕事をしていたという皮肉。
AI導入で人員削減加速 閉ざされるキャリアの入り口
2025年8月8日 日本経済新聞
米テック、AI代替で雇用絞り込みへ 有名大学卒でも「入社できない」
米国のテック業界で、人工知能(AI)が人手を代替することを理由に雇用を絞り込む動きが始まった。アマゾン・ドット・コムなどが方針を示した。有名大を卒業してもテック企業に入社できない事例も相次ぐ。人件費を減らすための従業員削減にAIの影響が加わり、採用の門が狭くなっている。
2025年6月19日 日本経済新聞
わたしが一番使うのは、プログラミングです。とにかく自分で書くよりも圧倒的に早い。確かに、現時点ではAIでは一度で対処できないプロジェクトもありますが、使い方次第で、複雑なものを完成させることができるところまで来ています。プログラミングは積み木に似ているので、その積み上げ方さえわかっていれば、部品をどんどん作らせて、その後の積み上げ作業をこちらで行えば、大規模なプログラムを作ることも可能です。いずれは、この作業すらAIがやってくれるようになるでしょう。プログラミングはルールですから、AIとの親和性が非常に高いです。これではプログラマーは必要なくなります。
実際に、プログラマーの採用人数は激減しているとのこと。だからといって、プログラミングの知識が不要ということではありません。知識がなければAIに指示ができないので、知っている人と知らない人ではどんどん差が開いていしまいます。
大学も存在意義が問われますね。大学を卒業しても就職できないとなれば、大学に行く意味がなくなってしまいます。そして、数少ない正社員という立場にしがみつくことが果たして正しい選択になるのか。今までは会社という傘の下で保護されていましたが、その傘がなくなってしまう時代がすぐそこまで来ています。
米AIプログラミングの「カーソル」、創業3年で企業価値1.4兆円に
プログラミング支援の人工知能(AI)ツール「カーソル」を手掛ける米エニースフィアは6日、9億ドル(約1300億円)を調達したと発表した。ソフトウエア開発者に普及して売上高が伸び、創業わずか3年で企業価値は99億ドル(約1.4兆円)と評価された。
2025年6月7日 日本経済新聞
次は、イラストやアニメーション、映画(脚本や俳優、エキストラさえも)の世界ですね。
人間というのは他人から学び、それを咀嚼してアウトプットしていきます。そして、才能の個人差はありますが、それでも、やっていることには概ね同じで、大差はないと言えます。実は、これは、今のAIのアルゴリズムと似ています。人間にしかできないと思われた知的作業がAIに代替されてしまうのは当然です。では、どうするか。AIにはできないことをするしかありません。
今のところ、AIには肉体労働はできません。人間は同時並行で色々なことができます。
音楽を聴きながら、作業をしたり、考え事をしながら散歩したり、これって、当たり前のようですが、ロボットで実現しようとしたらとても難しい。モノの状態に応じて握り方を変えるという単純な動作にしても、ロボットで実現するのは大変です。
しかも、飲まず食わずで3日は動けます。水さえあれば3日以上生きられます。スマホは毎日充電しないとダメです。脳を動かすのに必要なエネルギーはわずか20Wだそうです。一般的に使われる白熱電球よりも少ない電力でAIを凌駕する働きをするのです。驚異的ですよね。(これに対して、今のAIはマルチタスクではなく、特化型で、しかも原発に相当するエネルギーを消費。ローカルで動かせますが、高性能マシンが必要です。)
米テック、AIの電力を原発から調達 IHIや日立に商機
2025年8月3日 日本経済新聞
AIが奪う新人の成長機会
筆者が記者として最初にした仕事の一つは、株式市場の当日の動向を記事にすることだった。原稿を出すと、デスクは画面を見せ、何を、なぜ変えているのかはっきり説明してくれた。
2024年に出版された研究者マット・ビーン氏の著書「ザ・スキルコード」(未邦訳)を読んだ時、筆者はこのデスクのことを思い出した。
2025年3月31日 日本経済新聞
誰でも、下積みが必要です。初めは誰でも未経験なのですから。しかし、これは今でも同じで、どこも即戦力が求められる時代になっています。即戦力といっても、どこかで経験を積まなければ経験者にはなれません。では、どこで経験を積むか、これからはますます難しくなってきそうな気がしまが、実は、そんなに難しくもないかもしれません。というのも、事前にAIに教えて貰えばよいのです。
特に、プログラミングは、従来であれば、本を読んで、自分でプログラムを組んで、といった作業を強いられ、ある程度の学習時間が必要でした。しかし、今はAIの方が優秀です。つまり、すぐにお手本が手に入るのです。学習スピードが上がるので、今ほど良い環境はないのではないか、とも言えます。要はいかに道具を使いこなすか、です。悲観的になる必要はないでしょう。
動画生成AIが進化 「エキストラなし」制作も始動、FIXERなど
言葉や画像をもとに映像を自動生成する動画生成AI(人工知能)の性能が急速に向上し、映像制作現場での実用化が視野に入ってきた。エキストラ撮影の代替や撮影の下見作業の簡略化などに活用されれば、制作コストの削減にもつながる。SNS(交流サイト)への投稿動画にとどまらず、プロの映像制作やビジネスへの応用が現実味を帯びてきた。
2025年6月14日 日本経済新聞
制作側にはメリットですが、出演側にはデメリットです。脚本家もすでに影響を受けているようです。芸能関係の仕事は狭き門になりつつあります。
英会話学習、AIで価格破壊 予約不要・気楽さに脚光 価格は語る
生成AI(人工知能)を使った英会話アプリが広がっている。AIの精度向上で人間同士の会話に近い感覚で学べるようになってきた。人間の講師から教わる英会話教室などと比べ安価で、予約不要な手軽さが人気だ。AI相手なら「間違えても恥ずかしくない」という利点もあり、語学習得の新たなツールとして定着しそうだ。
2025年8月6日 日本経済新聞
英会話は確実にAIに置き換わるでしょうね。相手が人間ではない、というところがいいです。嫌な顔をしないので、相手の顔色を伺う必要がありません。時間を気にする必要もありません。
ただし、英会話はコミュニケーション手段なので、単に意味がわかれば良いというものではない、という点には注意が必要ですが。