OpenAI、共感力高いチャットGPT基盤 会話に「温かみ」
米オープンAIは27日、対話型AI(人工知能)「Chat(チャット)GPT」の土台となる基盤モデル「GPT-4.5」の提供を始めたと発表した。従来より心の知能指数(EQ)を高め、利用者の意図をくんで感情に寄り添う共感力の高いやりとりが可能になった。
同日からチャットGPTの月額200ドル(約3万円)の有料プラン「プロ」利用者と開発者に初期版を提供する。
2025年2月28日 日本経済新聞
月3万円はハードルが高いですが、すぐに廉価版や無料版が登場するでしょう。これはどちらかというと小説作成などに使えそうです。特に、有料になってしまいますが、Grokであれば、より表現の幅が広がりそうです。
マスク氏のAIアプリ、音声に成人モード 性的会話を許容
米起業家イーロン・マスク氏が率いる人工知能(AI)開発企業の米xAI(エックスエーアイ)はこのほど、対話型AIアプリ「Grok(グロック)」に音声機能を加えた。18歳以上を対象とする成人向けモードを設け、利用者とAIの性的な内容の会話を許容した。
2025年3月1日 日本経済新聞
アリババ、画像・動画生成AIをオープンソースに
中国ネット通販最大手アリババ集団傘下のアリババクラウドは、画像や動画の生成AI(人工知能)の基盤モデル「通義万相(Wan)2.1」について、外部の技術者が使えるようにする「オープンソース」にすると発表した。AIを支えるクラウドなどの利用促進につなげる。
Wan2.1は文字や画像を入力すると画像や動画を生成する。一般消費者が使う画像処理半導体(GPU)でも利用可能だという。
2025年2月27日 日本経済新聞
百度の生成AI、DeepSeekが転換迫る 基盤モデル公開へ
中国人工知能(AI)企業、DeepSeek(ディープシーク)の登場を受け、中国ネット大手の百度(バイドゥ)がAIの基盤モデルを公開する。18日発表した2024年12月期決算は好調だったが、変化の速い業界に対応しようと事業の再考を余儀なくされている。
2025年2月19日 日本経済新聞
基盤モデルを公開したとしても、キモは学習データなので、そちらを秘匿できれば競争力は維持できます。おそらくそのような戦略だと思います。
秘匿すると普及させるのに時間と費用がかかります。オープンにすれば使ってみようとする人が増えるので、Stable DiffusionやLinuxのようにあっという間に広がります。
しかもAIの場合には、基盤モデルだけではダメで、学習データがなければ使い物になりません。コピー機があってもトナーがなければ使えないのと同じです。
今後はこのような流れになるのでしょうね。
しかし、DeepSeekの衝撃が走ったように、中国の開発力は侮れません。というのも、世界の主力人材が実は中国と関係していると言われているからです。
AI研究、米国1強の実相 主力人材は中国の大学卒
人工知能(AI)研究で世界をけん引する米国は、関連技術や製品の開発で中国と対立を深めている。だが実は米国の研究力を支える黒子は、当の中国だった――。
米シンクタンクの分析によると、米国の企業や研究機関に在籍する優れたAI研究者の約4割を中国の大学出身者が占めた。既に米国の大学出身者を上回り、主力を担う。二大国の対立という単純な構図では割り切れないAI研究の真相が見えてきた。
2025年2月6日 日本経済新聞
AI開発にはGPUが不可欠ですが、ほぼ市場を独占しているNVIDIAのGPUは高価だし、次々と高性能GPUが出てくるので、追いかけていたらキリがありません。そうなると、レンタルの方がメリットが出てきますね。
GPU借りる時代に、NVIDIA製高騰 所有よりメリット
米半導体大手エヌビディアの画像処理半導体(GPU)の価格が、2年で2割超上昇した。生成AI(人工知能)の普及で引き合いが強まり、品薄状態が続いているためだ。価格上昇を受けて、足元ではレンタル品を使う動きが広がっている。
2025年2月18日 日本経済新聞