北極の「氷が消える」日、最速2027年夏の恐れ 米大予測
米コロラド大学などの国際研究グループは、北極の海氷が最速で2027年夏にほぼ全て消えてなくなる恐れがあることを突き止めた。コンピューターを使う計算モデルのシミュレーション(模擬実験)で予測した。
北極で1年間のうち最も気温が上昇する夏を経て、一時的に氷が無くなる日がいつ訪れるかを調べた。従来の研究は、30年ごろに消失する恐れがあると示していた。
北極域は気温の上昇が地球の中で最も早く進んでいるとされ、海に浮かぶ氷の減少速度が増している。1年で海氷が最も少ない日の面積は1979年から92年の年平均で685万平方キロメートルだったが、24年には428万平方キロメートルと大幅に減っている。
海氷が小規模になると観測が困難になるため、科学界では面積が100万平方キロメートルを下回ると実質的に「消失した」とみなす。
2024年12月15日 日本経済新聞
東北の海でも熱帯魚が見られるようです。山形には珊瑚が現れたとか。
環境対策、相次ぐ国際合意先送り トランプ氏も波乱要因
環境対策を巡る国際合意の持ち越しが相次いでいる。国連の生物多様性条約第16回締約国会議(COP16)は11月に中断し、プラスチックゴミ汚染を防ぐ条約の策定も12月の合意は見送られた。環境対策に後ろ向きとされるトランプ米次期大統領の就任が控える中、世界的課題への対策の遅れも懸念される。
2024年12月16日 日本経済新聞
でも、これでは解決は難しいですね。